我々のホテルは、とにかく部屋タイプが多いのが特徴です。例えば同じツインルームという部屋タイプでも、本館・南館、またそれぞれのフロア毎に趣が変わるため、残室管理も細かく分けて実施しています。この部屋タイプの多さでも、スピーディー且つ正確に一括で残室や料金調整ができる点と、当時販売していた大手のネット予約サイトすべてに対応していた点が、TL-リンカーンを導入した大きな決め手でした。
以前利用していた他社サイトコントローラーでは、その残室や料金更新のスピードの面で不安があり、結局主要5サイトを各ネット販売の管理画面を開いて調整操作をしていましたので非常に手間がかかっていました。それが、TL-リンカーン1箇所の調整で5サイトに反映されるようになり、業務の時間短縮につながりました。
また、以前のものはネット販売のみの管理でしたが、TL-リンカーンでは、旅行会社もネット販売と同一画面で管理できるので、トータルであとどのくらいの残室があるのかがわかります。また直近日であれば、TL-リンカーンで返室操作をするだけでよくなり、旅行会社ごとに電話で連絡してFAXを送信するという手間もなくなりました。
それからペーパーレス化を推進できるようになりました。TL-リンカーンとホテルシステム(以下PMS)の画面を立ち上げて、TL-リンカーンの予約通知情報をもとに、必要に応じてPMSに登録を行っています。具体的にはTL-リンカーンの予約検索画面で各予約通知を1件ずつ確認し終わったら、ステータスを処理済にします。総勢20名ほどのスタッフが予約業務を担当しているので、処理の進捗がわかりやすくなりました。手間やコストの面でも、一つひとつの予約を印刷する必要がなくなりましたので大幅な紙の削減につながりました。
統計データを活用して、実績の分析が簡単にできるようになったことも大きな変化ですね。前月の実績や昨年対比の分析時に利用しています。リードタイムや各部屋タイプにどれくらい予約が入ったのかもわかりますので、それによってADRの料金も変わってきますから、大変役立っています。旅行会社もネット販売も横並びで見られるのもいいですね。
PMSでは実際の宿泊実績は確認できますが、予約実績が出せません。リードタイムもそうですし、どの部屋タイプにどのプランで、いつ予約が入ったかというデータもこれにあたります。なぜそのようなことが起こるのかといいますと、われわれのホテルは部屋タイプも部屋数も多いので、需要の高い部屋タイプに予約が集中した際、お客様にアップグレードして別のお部屋をご提供することがあります。そうすると宿泊実績よりも当初の予約がどのお部屋だったのかという視点で見ようとした場合、予約通知を受信しているTL-リンカーンで見たほうがPMSより正しい情報がとれるからです。
サポートセンターの方々の対応がとても良いですね。サポートセンターに問い合わせると、いつも丁寧に教えていただいています。御社もしくはネット予約サイトに連絡するのか迷ったときに、問題が生じていたのがネット予約サイトだったにもかかわらず、御社のサポートセンターの方が原因をつきとめてくれ、わかりやすく教えてくださったこともありました。本当に安心できますし、助かっています。
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