当時は、ASPサービスをしていたサイトコントローラーが、TL-リンカーンのみであったという点です。そしてもう1つは、オーバーブッキングのリスクを最小限におさえて、最後の1室まで多くのネット販売先に露出ができ、売り切ることができる点。これまでは最後の1室は電話で受けていましたから。スピードや仕組みなど含め、こちらの希望に沿ったシステムでしたので導入しました。
導入に関しては客室の管理をすることが目的でしたので、オーバーブッキングも少なく、大変満足しています。ただ、現在は料金管理や統計データでも販売の予想値を立てますので、使い方としては客室の管理だけではなくなっています。どのプランをどの料金で販売していくのか、レベニューマネージメントの一環をTL-リンカーン上でやっているといえますね。他の社員もそうですが私自身も、ネット販売の管理画面に入って操作するということが現在はほとんどなくなりました。
グループサイズを確認しています。私どもの旅館は個人のお客様の予約が大半ですから、TL-リンカーンで確認できるグループサイズが、ほぼ1部屋当たりにご宿泊される1組のお客様の人数に相当します。グループサイズが0.1変わるだけで年間売上が数百万円単位で変わるため、とても重要視しています。以前はホテルシステム(以下PMS)から出していました。月ごとに販売計画がありますので、1年間トータルで1組あたりに何人等、販売件数含め全ての実績を抽出してから、計算してグループサイズを割り出していました。でも現在は、TL-リンカーンの統計データで期間を指定すれば、すぐにデータ集計をして表示してくれるのでとても便利で助かっています。
また、販売数の推移を確認しながら、どこにどのような広告を打ち出せばよいかなどを決めるにも、統計データは利用価値があると思います。私は経営の観点で販売戦略を立てますので、タイムリーに数字がでることで先の予約が受けやすいですし、効果的な広告が打ち出しやすいと感じています。
はい、そうです。他にも抽出したい期間の指定がTL-リンカーンの方が柔軟ですね。PMSの実績はどうしても月単位でしか出せません。ところが、夏休みや年末年始などの繁忙期、例えば夏休みは7月20日から8月31日までと、月をまたぎます。さらに、企画もこの期間単位で打ち出しますので、販売戦略を立てる側からすると実績もこの期間で集計して確認したいわけです。タイムリーな状況を確認してさらに打ち手を考えるので、簡単に実績が出せることと合わせて、期間の指定が柔軟にできることが重要となります。TL-リンカーンの統計データはそのどちらも可能にしてくれました。
ありますね。予約件数の多い少ないだけでなくグループサイズの大小によっても、接客スタッフの手配が変わってきます。グループサイズが小さくても販売部屋数が多ければ、それだけ対応者も多くしなければいけません。そうした人のアサイン面でも活用しています。
営業担当の方をはじめ、こちらの要望を聞いて改善していただける点がとてもありがたいですね。例えば、統計データで抽出できる期間の延長の要望や、料金調整画面で他の月を確認しているときでも、すぐに今日に戻れるようにしてほしいといった要望もこれまで出してきましたが、どちらも対応していただけました。要望を求める会社さんは多いですが、こちらの要望をただ聞くだけではなく、しっかりと応えてくれて非常によく改善していただいております。これはシーナッツさんだけだと思いますので、改めてお礼を言いたいです。
Go Toトラベルキャンペーン終了後は、需要を先売りしているので3、4カ月は厳しいとは思いますが、近年、旅行自体がよりコモディティ化している状況なので、国内旅行の需要がなくなることはないと思っています。それを自社でどの程度獲得できるのかが課題です。どこにどう広告を打ち出していくのか、どういうお客様を獲得していくのか等、過去の実績も含めて見返すことができるTL-リンカーンの機能は大変役に立つと思っています。
鳥取県東伯郡三朝町三朝886
TEL.0858-43-0719
客室総数:12室ホームページ