TL-リンカーンは対応している販売先がとても多く、特に海外の販売先が非常に多かったことが決め手の大きなポイントです。当時利用していた他社サイトコントローラーは対応している販売先が少なく、しかも予約通知をFAXやメールで受信していましたから、どうしてもホテルシステム(以下PMS)への手入力が発生します。それがTL-リンカーン導入後は、全ての販売先の予約通知をTL-リンカーンに受信できますし、そのままPMSにデータが連携されますので、予約業務の手間が省けてとても楽になりました。販売先を新たに追加しようとしたときは、こうした予約通知の処理業務の面の負荷も考えなければなりませんから、TL-リンカーンに対応している販売先には安心してこちらから営業をかけられるという点もよかったですね。
他にも、導入前から営業の方が熱心に通ってくれて、定期的に更新される追加機能や、新しく接続した対応販売先の情報を教えてくれました。そうした案内の中で、各販売先への更新スピードがTL-リンカーンの方が5倍ほどに早いことがわかってきました。実は、この更新スピードによって販売機会の損失やオーバーブッキングを起こしていましたから、そこが解消されるということ、また先にお話ししましたPMSへの手入力の部分の軽減により、当初懸念していた他社サイトコントローラから切り替えた際のコスト増も補えて、かつ十分な費用対効果が見込めるのではないかと考えたわけです。
予約業務の効率化はもちろん、販路を拡大したい時でも、わざわざこちらで販売先を探さなくてもいいことです。TL-リンカーンと接続されている販売先は信頼できる販売先ばかりなので、他のホテルさんにもおすすめしたいですね。
また、残室の返室の速さと、統計データで資料作成が簡単に行えるのもいいですね。TL-リンカーンの統計データは、お部屋ごとやプランごと、販売先ごとにどのくらい販売できたかという過去の実績と、どのくらい入ってきているのかという先々の入込状況も簡単に出せますので、使い勝手がとても良いです。例えば今年の6月に4名のお部屋へ改装したお部屋がありまして、その新しいお部屋の実績がよければ、新たな改装計画の判断基準になりますから、そうしたデータが簡単に出せるのは非常に助かります。
予約通知の処理についても、TL-リンカーンからPMSの各項目に正確に入ってくるので追記がほとんど必要ありません。以前使っていたサイトコントローラーだと、一部の販売先についてはFAXやメールで予約を受け取っていましたから、PMSに入力する前に、まず1件1件予約カードを起票します。それからPMSに手入力という流れでしたが、TL-リンカーンになってからは、この多い時で1日3~4時間かかっていたPMSへの手入力業務がなくなりましたので、省力化にかなり貢献してくれていると思います。
数年前から全国的にホテルの建設ラッシュになっています。個人的にも出張や旅行によく行くのですが、私がホテルを選ぶ基準は口コミ4以上のホテルです。稼働率や販売力を上げるには、やはりお客様の口コミを大事にして、現状の課題をどれだけ改善できるかにかかってくると思います。現在は教育指導推進室を立ち上げ、口コミの分析もするようにしました。これからのホテルが勝ち残るには口コミを4点以上獲得していくことが必須だと思っています。
今後は、口コミを含めた情報を支配人や本社幹部にメールで共有ができれば、ソフト・ハード両面の良い部分や悪い部分が明確になり、次の一手につなげられると思いますので、TL-リンカーンに一層期待しています。
大阪府大阪市淀川区新北野1丁目9-15
TEL.06-6303-1000
客室総数:638室ホームページ